クラクションの国、ベトナムで気づいた小さな自分の変化

こんにちは、ノマド旅のShotaです。

会社員を辞め、カップルでYoutubeをやりながら東南アジアを旅しています。

この記事では、旅を通じて、ふと思ったことや考え事、ひとり言を書き留めています。

他の記事では、旅の情報や費用についてまとめていたりするので、そちらもぜひ覗いてみてください。

ベトナムではクラクションが多い

今回の旅では、ベトナムにトータル44日間滞在した。

普段から、ビザなしの滞在可能期間の前日に出国するよう、計画を立てている。何事も余裕を持つことが大切だからね。

そんな44日間お世話になったベトナムで印象に残ったのが、“クラクションの嵐”。

訪れたことがある人なら真っ先に思い浮かぶかもしれない。

クラクションに負けじとベトナム人の声が大きいのにも納得できる。

(ベトナム・ニンビンで滞在した宿のオーナーさんにGoogle翻訳で聞いてみたところ、声が大きいのは文化的な慣習らしい笑)

空港から一歩出ればすぐにクラクションが聞こえ、中心地に出ればより多くのクラクションが四方八方から飛んでくる。

田舎に行っても状況は同じなので、ベトナムにいる限りクラクションからは逃れられない。

でも1週間もたてば慣れるし、段々と“クラクションの大きな役割”を体感するようになる。

それに、日本に帰ったときの街の静かさとありがたみを感じられるから、いい参考文献がまた1つ増えたってことかもしれない。

クラクションに気付かされたこと

ハノイから電車で3時間ほど離れた田舎町のニンビンに2週間滞在していた。

ニンビンは陸のハロン湾と呼ばれる石灰岩に囲まれた池が有名で、平地が多いため、自転車やバイクでの散策が楽しい街。

そして、その街で前の章に書いたクラクションの大きな役割に気づくことができた。

ある日1人でバイクを運転しているときに、一瞬ヒヤッとする場面があった。

メイン通りを走っていて、脇道から出てきたバイクがそのまま道に突っ込んできたのだ。

全くもって危なくなかったが、一瞬ディズニーシーのセンター・オブ・ジ・アースのあのフワッとする感覚を覚えた。

その瞬間、今までの記憶の点と点がつながった。「あ、みんな全然周りを見ていないんだな」と。

周りを見ていない人が多いから、クラクションを鳴らさなければ、こっちがメイン道路だろうが脇道から突っ込んでくるし、急な車線変更もしてくる。

つまり、クラクションは“自分の存在を知らせるツール”なのだろう。

クラクションを鳴らしながら強引に突っ込んでいく人たちを横目に見ながら、「日本人的などうぞどうぞの精神では通用しないな」と思った。

それと同時に、日本の交通マナーでベトナムを運転してしまっていることにも気づいた。

国が違えばルールやマナーが違う。そうやって旅が自分に染みついた文化や習慣を教えてくれる。

旅を通して、自分の“外の世界”を広げているつもりでいたけれど、実は“内側の世界”を広げていたのかもしれない。

ベトナムでバイクを運転してから、自分の中に小さな“クラクション”を持てた気がする。

出国前の数日間をダナンで過ごしたが、私は心とバイクのクラクションを使い、バイクの波を颯爽と駆け抜けていた。

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