こんにちは、ノマド旅のShotaです!
会社員を辞め、カップルで1年間東南アジアを旅しています!
今回は6年越しに実現した「アンコールワット遺跡観光」についてまとめます!
2019年(大学3年生)に計画していたアンコールワットへの旅行がコロナでキャンセルになってしまい、今回6年越しにようやく実現できました!
結論から言うと、「圧巻」の一言。
長い間憧れていた分、期待が膨らみすぎて少し不安な気持ちもありましたが、実際に目の前にした瞬間、そんな心配は吹き飛びました。
あの感動は、オーストラリアのウルル(エアーズロック)を見て以来。
今回は、シェムリアップ市内で電動バイクを借り、遺跡巡りをしました。
電動バイクの借り方、アンコールワット遺跡群の巡り方、さらに事前学習としておすすめのアンコール国立博物館の情報についても書いていきます!
それではさっそく見ていきましょう!
電動バイクの借り方
まずは、電動バイクの借り方についてまとめていきます!
レンタルできる場所はシェムリアップ市内にいくつかありますが、今回は「Blu E-bike Service By」で借りました!
有名なパブストリートから近く、中心地からのアクセスが簡単です。
- 営業時間:7:30~21:00
- 料金 :1人乗り10$、2人乗り14$(1日利用)
- 走行距離:1人乗り約80km、2人乗り100km以上
- 無免許OK・パスポート必要なし(電動バイクなら)
今回は1人乗りを2台借り、ツーリングを楽しみました!
スマホホルダーもあり、最高速度は50kmまで出るので、遠くの観光地へのアクセスに便利です!
遺跡巡りの小回り・大回りルート、どちらも余裕で回れます。
1人乗りor 2人乗りか選択し、お金を払い、契約書にサインしたら手続き完了です!
アンコールワット遺跡群の巡り方
まずは、アンコールワット遺跡群の巡り方について説明していきます。
ルートは2通りあり、1つ目は小回りルート、2つ目は大回りルートです。
小回りコース:↓赤のルート
大回りコース:↓緑のルート
今回私たちは小回りコースをチョイス!
ペースにもよりますが、約6~7時間ほどで回れます。
小回りコースのメインの遺跡群は以下の通り。
- アンコールワット(Angkor Wat)
- アンコールトム(Angkor Thom)
- タ・ケウ(Ta Kev)
- タ・プローム(Ta Prohm)
- バンテアイ・クデイ(Banteay Kdei)
ちなみに私たちは、アンコールワットをしっかり見たかったので、アンコールワットとアンコールトムのみを観光しました。
実際に訪れて感じたのは、すべての遺跡を回るのは体力的にキツイということ。
無理をすると、せっかくの楽しい思い出が台無しになってしまいます。
なので、事前にリサーチをし、行きたい遺跡をリストアップしておくと良いでしょう!
チケットについて
アンコールワット遺跡群の入場チケットは、現地で購入する方法と、事前にオンラインで購入する方法の2通りあります。
チケットは日数別に3種類から選べ、期間内であれば、対象の遺跡群はすべて入場可能です。
- 1日券:37$(購入日のみ有効)
- 3日券:62$(購入日から10日間有効)
- 7日券:72$(購入日から1ヶ月間有効)
3日券と7日券の場合、有効期間内に分けて使うことができます。(連続3日、7日である必要なし)
ちなみに、16:45以降に購入すると、次の日までチケットが有効になるそうです!
※当日サンセットを見て、翌日1日遺跡観光することも可能
チケットの買い方
チケットの買い方については、「事前にオンラインで購入」or「市内のチケットセンターで購入」が多いでしょう。
今回は市内のチケットセンターでの購入方法についてまとめていきたいと思います。
チケットセンターの場所は、中心地から電動バイクで15分ほど走った場所にあります。
中はこのような様子。昼前ごろに行ったので、観光客は少なめでした。
チケットカウンターで、何日券を何枚必要か伝え、カメラで写真を撮ったら購入完了。
写真付きのチケットは遺跡に入る前にチェックされるので、無くさないように保管しましょう!
アンコールワット
チケットを購入できたら、アンコールワット遺跡群の観光がスタート!
と、いきたいところですが、まずは、アンコールワットの歴史や概要について説明していきたいと思います!
アンコールワット観光には事前に知識があるとより楽しむことができます。
アンコール国立博物館で予習をしておくと良いかもしれません。
アンコールワットの歴史・概要
- アンコール=王都、ワット=寺院で、王都の寺院を意味する
- 12世紀、当時のアンコール王朝の王によって建設が開始され、約30年かけて完成した(完成したのは王の死後)
- アンコールワットはヒンドゥー教に捧げられたお寺で、建物自体がヒンドゥー教の宇宙世界を表していている
- 特にヒンドゥー教の神様であるヴィシュヌ神への信仰が強く、至る所に像やレリーフが存在する
- アンコールワットの第一回廊の「乳海攪拌」と呼ばれるレリーフは、ヒンドゥー教における世界の成り立ちを表す
- アンコールワットは元々ヒンドゥー教信仰の建築物だが、後に仏教建築物へと変化した
より詳しい情報は、国立博物館で学べます!
アンコールワット観光
まず最初に、アンコールワットは西門からのコースがメイン。
ちなみに電動バイクは、アンコールワットの西門手前の橋のすぐそばに停められます。
Google Mapだとこの辺り。
入り口の橋を渡ると、西塔門と呼ばれる大きな門が出迎えてくれます!
門をくぐり、十字テラスと呼ばれる長い道を進むと、ついに中央塔が見えてきます!
中は第一・第二・第三回廊・中央祠堂に分かれており、第一回廊には巨大なレリーフが掘ってあり、ヒンドゥー教の伝説の物語が描かれています。
詳しくは、YouTubeでも参考にさせてもらった、「CAMBODIA NOTE」さんの記事を参照してみてください!
アンコール・ワット【2025年最新】豪華絢爛!カンボジアを象徴する石造大伽藍
第一回廊のレリーフ
乳海攪拌と呼ばれる、ヒンドゥー教におけるこの世の成り立ちを表す絵。
真ん中の4本の手を持つ者がヴィシュヌ神。
外の景色はこんな様子。
入場料は高いですが、保存や発掘のために使われているそうです。
ナーガと呼ばれる蛇と仏陀の像で、ナーガ(ヒンドゥー教)と仏陀(仏教)の他宗教の融合が見られます。
中央塔には元々ヴィシュヌ神がいたそうですが、後にアンコールワットが仏教寺院として使われるようになったため、仏陀の像に変わったそうです。
↓中央塔
アンコールトム
アンコールワット近くのレストランで昼食を済ませ、電動バイクでアンコールトムへ移動しました。
ちなみにレストランは7~8ドルと高めでした。安く抑えたいなら、アンコールトム内の屋台がおすすめです。
アンコールトムは街のような造りで、敷地内に遺跡が点在しています。
中でも有名なのは、バイヨン寺院と呼ばれる仏教寺院で、精巧なレリーフと「クメールの微笑み」と呼ばれる菩薩の仏尊が見られます。
アンコールトムの歴史と概要
- アンコール=王都、トム=大きいで、大きい王都を意味する
- アンコールトムは、アンコール王朝最後の王によって建設された
- アンコールワットとは違い、大乗仏教に捧げられた建築物だが、ヒンドゥー教へのリスペクトもしている
- 右手に阿修羅像、左手に神々がそれぞれ54体ずつ並んでいて、都への入り口を守っている形になっている
- アンコールトムもアンコールワットと同じく塀で囲まれていて、塀はヒンドゥー教の宇宙の海を象徴する水との境界を意味する
アンコールトムは、アンコールワットとは違い、仏教に捧げられているため、作りや雰囲気が異なります。
同じ王朝でも、信仰する宗教が異なるのは興味深いですね。
個人的な印象としては、アンコールワットの方が古い建築物ですが、作りとしてはアンコールトムよりも精巧で頑丈な印象でした。
何かミステリー感の漂う面白さを感じました。
アンコールトム観光
先ほど書いた通り、アンコールトムは大きい王都なので、敷地内にいくつも遺跡があります。
私はアンコールトム内のバイヨン寺院をじっくり観光し、他は電動バイクで走りながら眺めました。
バイヨン寺院は仏教・ヒンドゥー教の融合を感じられる建築物です。
造り自体はアンコールワットの方が頑丈な印象でしたが、レリーフや仏像はバイヨン寺院の方が精巧な作りでした。
クメールの微笑みと呼ばれる仏尊が有名で、バイヨン寺院の至る所で見られます。
アンコールワット観光での注意点
アンコールワット遺跡群を観光するにあたって、いくつか注意点があるので、簡単にまとめていきたいと思います。
- 宗教施設なので、服装は肩や膝を隠すのが基本
- チケットはアンコールワット遺跡近くでは買えない(チケットセンターかオンラインで購入)
- 朝日は人気だが、人が多すぎて景色も観光も楽しめない
- 帽子とサングラスは必須
- 水は多めに持っていく
- 閉場時間は17:30だが、それ以降もしばらく入れる
- 1日券では見尽くせない
服装については、厳しく指摘はされませんが、あまり露出の多くない服装が良いですね。
日焼け・熱中症対策のためにも、帽子やサングラス、日焼け止めは必須です。
水は2人で2Lずつ持っていき、ほぼ全て飲み切りました。
アンコールワットの朝日が人気ですが、人が多すぎて観光を楽しめないそうです。
アンコール国立博物館での事前準備
アンコールワット観光の前に、国立博物館で仏教・ヒンドゥー教、遺跡群の予習をおすすめします。
予備知識なしで観光するのも良いですが、それぞれの宗教観や歴史、遺跡の特徴について知識がある方が、より面白さを感じられるはずです。
そこで、実際に訪れたアンコールワット国立博物館について簡単に説明していきたいと思います。
アンコール国立博物館へのアクセス
アンコール国立博物館は、シェムリアップ中心地の近くにあり、アクセスもしやすい場所です。
中心地からトゥクトゥク(Grab)で、10分ほど(1~1.5ドル)でアクセスできます。
電動バイクの場合、中心地は交通量が多いので、注意しながら走行しましょう。
チケット料金・営業時間
- 入場チケット :1人12ドル(1,800円)
- 日本語の音声ガイド:1人5ドル(750円)
- 営業時間 :8:30~18:00
- 所要時間 :約3時間
博物館のリエルのレートが悪かったため、ドルで支払うことをおすすめします!
(プノンペンのイオンでも同じでした)
音声ガイドはスマホタイプなので、使い方もシンプルでわかりやすかったです。
展示物についてより詳しく解説してくれるので、音声ガイドは必須と言っても過言ではありません。
博物館内の様子
セクションごとに展示物が異なり、2階は仏教やヒンドゥー教について、1階はアンコールワット・アンコールトム遺跡についての展示でした。
建物自体も素敵で、中庭もあったりして、雰囲気の良い造りでした。
1階にはカフェもあり、スムージーやコーヒー、軽食が取れます。
集中してみていると疲れてしまうので、カフェで一休みしましょう!
遺跡の展示物は迫力があり、当時の技術力の高さをうかがえます。
お土産コーナー
最終セクションの出口には、お土産コーナーがあります!
カンボジアで有名なカンポットペッパーや民族衣装、アンコールワットと同じ石から作られたブレスレットなどが購入できます!
まとめ
アンコールワット遺跡は、長い間ジャングルの中に隠されていたパワースポットです。
写真や動画では伝わらない、迫力と存在感に圧倒されます。
一生に一度は見ておきたい場所の一つでした。
ぜひ今回の記事を通じて、アンコールワット遺跡の魅力が伝わり、訪れてみたい欲を掻き立てられていたら嬉しいです!
それではまた、See ya!