4泊5日の台湾旅行のうち、高雄に3泊・台北に1泊滞在しました。
高雄は台湾第2の都市と呼ばれており、漁業が盛んな街として知られています。
台湾の首都は台北ですが、歴史上では高雄の方が古く、オランダ統治時代には貿易の中心地として栄えていました。
そのため台北市内とは違い、古い街並みと近代的な街並みの両方を楽しめる都市になっています。
そんな高雄を満喫した1日を紹介していきたいと思います。
初日は高雄に着いたのが夕方で、夜市に寄ってすぐホテルに戻り、2日目は台南観光。
高雄市内をゆっくり観光できたのは3日目だけでした。
旅行に行くたび思うのが、3泊とか4泊とかじゃ全然物足りないということ。
こんなにいい街なのにもう明日帰っちゃうのか!といつも嘆きながら帰っています。
高雄もその街の一つでした。
「高雄市内は1日で充分だよー」と知り合いの台湾人の方から聞いていましたが、そんなことない。
観光名所と呼ばれる場所は確かに少ないかもしれませんが、私は台北よりも高雄の方が好きです。
賑わいがありつつも、街全体としては落ち着いた雰囲気で、ごちゃごちゃ感もありませんでした。
さすが昔から栄えていた街。
そんな高雄観光の朝はお粥から始まりました。そこはGoogle Mapで検索して見つけた朝ご飯屋さん。
ここのお粥が台湾滞在中で1番美味しかった気がします。
全ての食べ物が美味しい台湾ですが、油を使った料理が多く、胃腸が疲れてしまうのも事実。
そんなときに染みるのが朝ごはんお粥です。
シンプルな味付けなので、どこか懐かしさを感じられます。
この朝ごはん屋さんについては他の記事で詳しく書きたいと思います!
朝ごはんを済ませ龍虎塔へ!
朝ご飯屋さんのすぐ近くのバス停から龍虎塔近くへ行けるため、今回の台湾旅行初のバスに。
「大公路」から龍虎塔近くの「左營農會(日:左営農会)」まで向かいました。
(2024年11月時点では左營農會のバス停が工事中のため、高雄中心地行きのバスは「左營南站」から乗りましょう)
バスに揺られること30分、左營農會に到着。料金は12元(約60円)とかなり安い。
朝ごはんのお粥が消化に良すぎて小腹が空いていたため、バス停近くの小籠包屋さんに入りました。
店内は街の食堂の雰囲気で、店主の方はものすごい気さくな方。
台湾の人は優しい人が多いですが、高雄ではより強く感じました。
小籠包はこれで70元(約350円)。小籠包は特に日本で食べるものとは全然違います。
皮のモチモチ感と付ける調味料が日本では味わえるものではありません。
美味しいを意味する”好吃”(ハオツー)、100発100中満面の笑みで“謝謝”と返してくれます。
小腹が満たされたところで、龍虎塔へ歩いて向かいます。
城壁跡沿いを少し歩くと湖が見え、龍虎塔が目の前に!
あれ、、?まさかの工事中、、?
なんと龍虎塔は今改修工事の最中で、2025年夏まで続くようです。
そのため、残念ながら塔の中に入ることはできませんでした。これから高雄に行く方はご注意を。
でも龍虎塔のある蓮池潭周辺には、中華風の塔や寺廟がたくさんあるので、自転車で散策するのがおすすめ。
近くには「春秋閣」があったり、
橋を渡っていくと「五里亭」があったり、
中の装飾も中華系の寺院らしいカラフルなデザインが可愛らしい
春秋閣から自転車で少し走った場所に「北極玄天上帝像」も見えてきます。
門からすでに迫力が感じます。
日本のお寺や神社もそうですが、歴史的建造物のシンプルな造りの中にある細かいデザインに毎回目を惹かれます。
門の近くではなぜかカラオケ大会が開かれており、地元?のおじさんたちが日本の演歌を熱唱してました。笑
門をくぐると見えてくるのが大迫力の玄天上帝像。
ちなみに玄天上帝とは、真武大帝とも呼ばれる神で、中華圏ではかなり有名な神様だそうです。
私は奈良の大仏くらいの大きさに感じました。実際に行ってみてその迫力を体感してみてください!
この玄天上帝像の中には実際に入ることができ、お祈りする場所があります。
私は2階に上がり、自分の願いを神様に尋ねられますよ!という説明に従って、チャレンジしてきました。
↑逆光で見づらいですが、ここの神様に質問し、2個の木のブロックを投げると神様のYes or Noの返事が返ってくるというもの。
1.まず自己紹介をしましょう。(一応住所も伝えました笑)
2.神様に質問をし、木のブロックを投げる。
3.↑の図の形で、「Yes」「 No」もしくは「ちょっとわからんから違う言い方で説明してくれ」と回答してくれる。
現地の方はこんな感じでやってましたね。(このやり方を参考にさせていただきました)
近くにおみくじもあったので、こちらもセットで神頼み。
Google先生いわく、「危険な登山、しかしこの道は難しいと思うな」と。
険しい道のりだけど、あまり悲観的に捉えず、一歩一歩進め的なことなのでしょうか?
ちなみに玄天上帝像があるのは湖のちょうど半分くらいの場所。
午後からは旗律島を観光する予定だったので、湖を一周してまたバス停へ戻りました。
フェリーに乗って旗律島へ!
左營南站から「Gushan Ferry Pier Station」までバスで一本!料金は12元(約60円)。
実は私が最初に行ったフェリーターミナルは高速フェリー専用だったらしく、値段も高め。
受付の人に聞くと、「Gushan Ferry Pier Station」からなら片道30元(約150円)で行けるし、夜中まで運行しているよーとのこと。
↑バスや電車と同じくEasy Cardが使えます。
フェリーは地元民が普段使いするようで、通学や通勤にも使われるみたい。
バイクや自転車に乗ったまま乗車できるので、観光客はレンタルバイクでも乗り入れ可能。
フェリーに10分ほどゆられ到着!旗律島!
↑旗律島のビーチスポット
旗律島は観光スポットとして有名ですが、平日だったこともあり、混んでいる印象はありませんでした。
個人的に旗律島はゆったりとした時間が流れており、かなりおすすめの観光スポットです!
高雄に訪れたら、少し足を伸ばして旗律島に行ってみてください!
ちなみに島にはいくつか観光スポットがあり、自転車や謎の電動タクシーで散策しましょう!
↑無料なのか有料なのか、どうやって運転するのか結局わからなかった。
今回私は行けなかったのですが、島の南側にある蟹雑炊で有名なお店がレビュー高かったです!
ドラマ「ソロ活女子のススメ」に登場してくるお店らしいです。
今度高雄に行った際にはリベンジしたいと思います。
行くはずだったお店を諦め、レンタル自転車で向かった先は、、
旗後砲台跡!
清朝時代に建てられた砲台で、高雄港を防衛するために建てられたもの。
港を防衛するための場所なので、上からの景色は高雄周辺の海を一望できます。
↑の写真をくぐり抜けると、なぜかワンちゃんが一匹いて、来る観光客一人一人に吠えまくります笑
番犬門を無事通り過ぎると、、
↑レンガ造りの門があったり
↑海が一望できたり
↑島全体を見渡すことができたり
この場所に砲台が建てられた理由がよくわかりますね。
砲台跡から下に降り、徒歩5分ほど離れた場所に高雄灯台があります。
高雄灯台までの坂道は想像より急で、運動不足の母親はキツそうでした、、笑。
高雄灯台!
灯台に行く前は、正直「ただの灯台だし行かなくてもいいかな〜」と思ってました。
しかし実際行ってみると、灯台の美しさもそうですが、ここから見える景色にも感動しました。
1883年に建てられ、100年以上高雄港に出入る船の安全を見守っていたそうです。
昼間も綺麗だと思いますが、夕暮れ〜夜にかけての景色は格別。
灯台側にはカフェもあるので、ゆったりできますね。
帰り道は下り坂なので、母親も元気そうでした笑。
旗律島を出発したのは18時ごろ、夜遅くまでフェリーが運行しているのは観光しやすくて嬉しいですね。
台湾初火鍋を食べに!
高雄市内に戻り、夜ご飯は前から決めていた火鍋を食べに!
彼女のホステルにいた台湾人の方から事前におすすめの火鍋屋さんを聞いていたので、これを楽しみに一日過ごしていました。
「老四川巴蜀麻辣燙 高雄新中山店」!
四川風の本格中華火鍋が楽しめるお店で、値段は少々お高め。
値段は気にせず好きなものを食べようと決めて受付に行くと、、。
「Sorry, You have to wait at least 2hours」
人気店らしく、2時間待ちとのこと、、。空腹状態での2時間は地獄だと思い、他の火鍋屋さんを探すことに。
四川火鍋ではなかったのですが、Googlenoレビューがよく、ローカルの雰囲気のある近くの火鍋屋さんに入ることにしました。
「劉家酸白菜火鍋(高雄中山店)」
店員さんは英語が喋れなかったのですが、ものすごいジェスチャー能力と神がかった気遣いで、言語の壁を超えてきました。
スープの追加が欲しいな〜店員さんどこにいるかなと思った時にはすでにスープを持って横に立っている。
トイレどこかな〜と立ち上がるとトイレはあちらですと、まっすぐ伸びた5本指でトイレ指してくれる。
察する能力がすごい、すごすぎてむしろ怖い。笑
店員さんの感想しか書いてなかった、、。笑
火鍋の感想としては、えびが特に美味しかった!
後、つけ汁を自分で選んで、色々と混ぜ合わせて楽しむことができ、日本の鍋とは違う調味料なので、新鮮な感じでした。
そんなこんなで台湾初火鍋はいい思い出となりました。
高雄を訪れた際にはぜひ訪れてみてください!
愛河ナイトクルージング
火鍋を食べてから本日最後の目的地、愛河ナイトクルーズへ。
高雄市内に流れる大きな川で、サイクリングや夜景鑑賞で親しまれる場所。
ナイトクルーズは↓の場所から運行してます。
チケット売り場で購入し、すぐ船に乗り込みます。
チケットは1人150元(約750円)。
船内はこんな雰囲気、赤い服を着た方が、MCとして建物の説明や歴史など解説してくれます。
もちろん中国語はわからないので、Google翻訳先生の出番。
しかし流石のGoogle様でもMCのスピードにはついていけなかった様子。
30分くらいの運行でしたが、高雄市内の夜景、変わった造りの建物など、ナイトクルーズを満喫できました。
発着場所がホテルのすぐ近くで助かりました。
移動が多くてハードなスケジュールでしたが、高雄市内を満喫できました。
皆さんの高雄観光の参考になったら嬉しいです。
それではまた、See ya!